セレッソ大阪FW柿谷曜一朗(30)が29日、大阪・舞洲で練習後にオンラインでの取材に応じた。

チームはグループ別ながら25日から練習を再開した。「サッカーをしたい気持ちがあって、やっとできた。今まで普通にやれていたことが、普通じゃなかったと1日1日感じている」とサッカーができる喜びをかみしめた。

自粛期間中はSNSを使い、積極的に発信した。「サポーターのためと言ったらきれいですけど、自分が暇だったんで。暇つぶしが正解だと思います」は照れ隠し。その一方で、「勇気をもらったとかのコメントを見るとやってよかったと思うが、始めたばかりの自分にも誹謗(ひぼう)中傷はくる。(亡くなった女子プロレスラーの)木村花さんのこともあったし、発信する側として考えさせられた」と明かした。

リーグ再開はしばらく無観客が濃厚だが「楽しみは試合することだけ。それもサポーターあっての試合でモチベーションを上げにくいが、それを言い訳にせず、しっかりやるだけだと思う」と気持ちを入れた。