静岡県内のJリーグ4クラブによる合同プロジェクト「One Shizuoka Project」の企画の一環で、「eスポーツ大会」が30日、行われた。

サポーターとオンラインで交流できるきっかけとして開催。サッカーゲーム「ウイニングイレブン」で優勝を競った。

ルールは自宅からリモート参加した各クラブの選手と、静岡市在住のサポーターがペアになり、トーナメント方式で対戦。J1清水エスパルスからはMF西村恭史(20)、J2ジュビロ磐田はFW小川航基(22)、J3藤枝MYFCはMF清本拓己(26)、J3アスルクラロ沼津はGK長沢祐弥(23)とFW渡辺りょう(23)が参加した。

対決の模様は同プロジェクトの公式YouTubeチャンネルで生配信。第1試合は清水と藤枝が対戦し、3-0で藤枝が勝利。第2試合の磐田対沼津はPK戦の末、4-3で磐田が競り勝った。

清水は初戦で敗れたが、3位決定戦で勝利。MF西村は「またこういう企画をぜひやりたい」と笑顔を見せた。

磐田と藤枝が対戦した決勝は、約600人以上が同時に視聴するなど、サポーターの関心も高かった。結果は藤枝が4-2で磐田を下し、初代王者に輝いた。FW清本は「リーグ戦が開幕する前にモチベーションが上がる結果になった」。準優勝に終わった磐田FW小川航は「もう1試合やりたい」と悔しそうだった。【神谷亮磨】