横浜FCのチーム練習が3日、再開しFWカズ（三浦知良、53）が練習後にオンラインで取材に応じた。この日は2グループに分かれたフィジカルテストが中心。35メートル走6本、体幹、2400メートル走とカズはフルメニューを消化。チーム練習再開に「第1歩を踏み出せた」と充実感を口にした。

休止期間中は、室内を中心に体幹、筋トレなど、自身でできるトレーニングを続け体を動かしていたという。「サッカーができないことが一番のストレス」というカズだが、トレーニングが続けられたことと、自宅での食事が増え家族とコミュニケーションが取れたことが心の支えだったと明かした。

今季は「降格なし」「選手交代5人」とレギュレーションが変わり、7月4日のリーグ再開後、しばらくは無観客での開催になる。リーグ再開が決まってもカズは「ウイルスはまだ存在する。外出が多くなる分、今まで以上に高い感染予防の意識を持っていかなくてはいけない」と「ウイズ・コロナ」の新日常に気を引き締めた。

今季の目標は、開幕当初と同じく得点、アシストでチームの勝利に貢献すること。カズは「今日のフィジカルテストはチームの中でも成績が悪かった」と苦笑しながらも、カズダンスについて「ゴールしたらやりたい。無観客試合でも、チームメートと喜ぶことができなくても、1人カズダンスで盛り上げたい」と誓っていた。【岩田千代巳】