7月4日からのJ1再開の日程発表を受け、湘南ベルマーレの浮嶋敏監督(52)がJリーグの細部にわたる試合開催日の調整に感謝の意を示した。

週2試合ペースが継続すると考えられていたが、週2試合となった翌週は週末のみの日程が多く「覚悟していたよりもバランス良く試合を入れてもらえました。Jリーグの方でかなり細やかに調整してもらいました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

湘南ベルマーレは外国人がノルウェー代表FWタリク(32)のみ。今月に入って攻撃の主軸となるMF梅崎司(33)が左膝内側半月板損傷で全治3カ月と診断された。若手中心メンバーながらも、決して選手層が厚くない状況。過密日程を乗り切ることも課題の1つとなっていたため、浮嶋監督は「思ったよりもうまく(水曜ゲームのない)休みのタイミングの週がある」と率直に歓迎した。

7月4日の今季再開初戦はベガルタ仙台とのホーム戦に決まった。「どこが相手であっても同じ準備になる」としながらも、3週間近く相手対策に集中できる側面もある。浮嶋監督は「新しく入った選手もいて、故障で出ていなかった選手もいる。開幕戦は参考にならないと思っている」と気持ちを引き締めていた。【藤中栄二】