J2新潟のFWペドロ・マンジー(31)がJ1仙台との練習試合に先発出場。

前半序盤、MFロメロ・フランク(32)の左クロスをヘディングシュート、GKが弾いたところを自ら右足で押し込み、先制点を挙げた。得点以外にも前線からの積極的な守備でピッチを走り抜け、後半30分過ぎまでプレー。試合後、オンライン取材に応じ「ゴールは自信にもなるし、信頼にもつながる。とてもポジティブなものになった」。

マンジーはスペイン4部、インドなど海外リーグ公式戦通算110試合出場で106点を挙げた点取り屋。大きな期待を受け今季加入したが、開幕の群馬戦(2月23日)は、高知キャンプ初日(1月15日)に負った左ふくらはぎ負傷の影響でベンチ外だった。それだけにリーグ再開となる27日の甲府戦出場への思いは強い。「ハードワークする準備はできている。ゴールはもちろん、守備でもチームを助けたい」と調整の順調さをアピールした。

甲府戦まで残り1週間。周囲との連係をさらに高め得点を目指す。「言葉は通じなくても、サッカーは世界共通。分かり合えているし、コンビネーションはどんどん高められている。いいメンタルで再開戦を迎えられそう」と笑顔を見せた。【小林忠】

▽アルベルト監督「いい内容だった。3失点も、多くのチャンスを作れていたし、選手たちの戦う姿勢は素晴らしかった。後半途中まで3-2とリードしていたが、前半と後半ともに残り時間の戦い方、コントロールの部分で課題が出たので修正したい。残り1週間で甲府戦へ向けいい準備をする。どの選手を起用するか、いい意味で悩みが多い」。