セレッソ大阪ロティーナ監督が「5人交代枠」を最大限に生かして、大阪ダービー勝利に導く。

4日のJ1再開戦、ガンバ大阪との大阪ダービー(パナスタ)を前に3日、オンラインで取材に応じた。新型コロナウイルスの影響による中断から、再開後は過密日程となり、交代枠3→5など特別ルールが適用される。ロティーナ監督は「5人交代で戦い方のバリエーションは増える。結果を得るために(交代枠を)使う」と話した。

中断期間はけがなどの不安を抱える選手にとって、プラス材料となる。C大阪も3月に腰を手術したFW高木俊幸(28)、昨季は右膝の大けがでシーズンのほとんどを棒にふったFW都倉賢(34)らが、その時間を利用し、再開戦はベンチを含め、万全の態勢で臨める。

ロティーナ監督は「とても長い(中断期間の)4カ月だった。全員が待ちわびていた」と話し、大阪ダービーに向け「ダービーはサッカーで最も美しい試合。スタジアムに観客はいないが(サポーターの存在を)重要視している」。5人の交代枠を巡るベンチワークも勝利への鍵を握りそうだ。