京都サンガFCのGK若原智哉(20)の好セーブで相手の猛攻を抑え、リーグ再開後初の有観客試合で勝利した。

前半28分、京都から移籍した福岡のMF重広卓也(25)に至近距離からゴールを狙われるも、横っ跳びでブロック。ピンチをしのぐと勢いづき、同34分、FW野田隆之介(31)が頭でゴールを奪った。ゴール後はピッチ上の11人で並んでオーケストラのまねをしたゴールパフォーマンスで盛り上げた。

サポーターは拍手のみで応援。相手の猛攻をしのいだときに思わず声が出たが、終始静かに見守った。若原は「拍手だったりが後押ししてくれて、無失点で終われた」と満足げ。実好礼忠監督(47)は、「サポーターの熱に負けない感じで、熱く入れた。若原は当たっていたので、今日は入らないと思った」と語った。