清水エスパルスはクラブワーストを更新する開幕4連敗となり、スタジアムへ集結した4131人のサポーターのため息が漏れた。

0-1の後半39分、DF立田が左クロスを頭で合わせて試合を振り出しに戻した。だが、今季初の勝ち点を目前にして状況は暗転した。同44分、勝ち越しゴールを被弾。最後に地力の差を見せつけられた。優位に立つ時間も長かっただけに、立田は「追い付くまでは良かった。もったいない試合だった」とうなだれた。ルヴァン杯を含めて今季公式戦は5戦全敗。クラモフスキー監督は「勝利を届けられず申し訳なく思う」と言葉少なに振り返った。リーグ最下位転落こそ免れたが、苦しい戦いが続いている。