J1ベガルタ仙台は22日、リーグ首位の川崎フロンターレをホーム(ユアテックスタジアム仙台)に迎える。20日は仙台市内で約2時間調整。

本格的に戦列復帰したGKヤクブ・スウォビィク(28)と木山隆之監督(48)がオンライン取材に応じた。2月の開幕戦でゴールを死守したスウォビィクは、リーグ再開日の4日からコンディション不良で欠場が続いていた。18日のホーム北海道コンサドーレ札幌戦ではベンチ入りし、現在の状態について「日々のトレーニングでコンディションが上がっていることを感じている。良い準備ができている」と仕上がりを強調した。

同再開後は宮城出身のGK小畑裕馬(18)がゴールを守り、公式戦デビューとなった4日湘南ベルマーレ戦は完封勝利を飾った。スウォビィクは「(小畑は)ポテンシャルを秘めている選手。一緒に練習する関や川浪も毎日、ハードな練習をしていて刺激を受けている」とスタメン復帰へ、ライバルに負けじと強い心で練習に参加する。

対する川崎Fは全18チーム中、唯一の2ケタ得点を挙げており、守備も最少失点と好調を維持する。木山監督は「攻撃力は非常に高く、守備の組織も整備されていて隙がないチーム。守備でしっかり受けとめて、前に行けるよう、チャレンジしたい」。今季ホーム戦は未勝利だが、最強軍団から白星をもぎ取り、反転攻勢へとつなげる。【相沢孔志】