Jリーグの村井満チェアマン(60)は26日、8月末までは政府方針に従い、入場者数の制限については現行の「上限5000人もしくは収容人数の50%の少ない方」を維持する考えを示した。

J1名古屋グランパスで選手2名を含む3名から新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出たため、同日のサンフレッチェ広島戦(エディオンスタジアム広島)の中止が決定したことを受け、オンライン上で会見を実施。村井チェアマンは名古屋の次節以降について「8月1日は、既に決めている通りの有観客の超厳戒態勢での試合運営になると認識している」と、リモートマッチ(無観客試合)への変更は考えていないことを表明。「政府は8月いっぱい、この状態を続けてほしいと要請しているので、明日の会議(新型コロナウイルス対策連絡会議)を受ける形で、政府方針に従うのが基本路線と考えている。場合によっては実行委員会で判断するまでもなく、実行委員会を行わない可能性もある。いずれにせよ明日の判断となる可能性がある」との見通しを示した。

Jリーグはすでに20日の臨時の実行委員会で現行の入場制限を8月10日まで継続させることを決め、同11日以降については27日の新型コロナウイルス対策連絡会議で専門家と協議した上で決定する方針を表明済み。その後22日に、政府の分科会がプロスポーツなどの入場者数を8月末までは現状の制限を維持する見解を示していた。