ガンバ大阪の高卒3年目、DF松田陸(21)が大きなチャンスを得た。既に決勝トーナメント進出の可能性が消えたルヴァン杯1次リーグで、G大阪は12日の最終節で湘南ベルマーレ(BMWス)と戦う。

多くの主力は遠征に不参加になるもようで、J3が主戦場だった松田の先発が濃厚。途中出場でJ1リーグ戦デビューとなった7月26日ヴィッセル神戸戦、J1の公式戦で初先発を飾った8月5日のルヴァン杯大分トリニータ戦に続く、貴重な出番になる。

前橋育英から入団3年目で、本来は右サイドバックが本職だが、最近は3バックの右左を担う松田は「湘南は走ってくるので、自分は守備で持ち味をだせれば。神戸戦は(相手選手の)スピード感が全然違った。でも自分が準備していれば、やられることはないと思ったし、どの試合も意識してやっていきたい」と意気込んだ。

神戸戦は後半途中で出場し、いきなりMFイニエスタに激しい守備で警告をもらうなど、強烈なJ1デビュー戦となった。

今季J1の公式戦に出ていないFW高木大輔(24)も、湘南戦で先発の可能性が高い。「チームとして(1次リーグ突破の)可能性ないが、僕にとっては大切な試合だし、試合でしかアピールができない。目に見える結果を残さないとだめだし、点を取ったり、アシストしたり、チームのためのハードワークを出していく」と決意した。