J2で5位に浮上しているジェフユナイテッド千葉が18日、19日に敵地で戦う首位のV・ファーレン長崎戦へ向けて調整し、尹晶煥監督が今季初の4連勝を誓った。

練習後にオンライン取材に応じた指揮官は「いい雰囲気が作れていますし、このタイトなスケジュールの中で勝ち抜くことができれば、次からはもっとスムーズに勝ち抜ける。すごく強い相手だが、選手は意欲をみせていますし期待しています」と意気込んだ。

これまでサガン鳥栖やセレッソ大阪などを指揮し、日本では3クラブ目。緻密な守備から組み立てるサッカーで11年には鳥栖をJ1昇格へと導き、C大阪では17年にルヴァン杯と天皇杯の2冠を達成。千葉でもその戦術は浸透しつつあり「忍耐強く守備を徹底することを選手も理解してきている」と手応えも口にする。

現在、8月9日から23日までの2週間で5試合を戦う夏場の連戦中。そんな中でも選手を大幅に入れ替えながらここまで3連勝を実現させた。

尹監督は「実際、本当に暑いし、休んでいた選手も試合に出れば体力的な負担も大きい」と選手を思う声も口にしつつ、「選手層は厚いので、十分に計算できる。選手たちの何かをしてやろうという意識も感じます。いい結果を持って帰りたい」。敵地で強敵を倒し、12年ぶりのJ1昇格へ弾みをつけたい。【松尾幸之介】