Jリーグは25日、スポーツ専門有料チャンネル・DAZNとの放送権契約を2年延長すると発表した。この日の臨時理事会で承認された。同日、ウェブで開いた臨時実行委員会で各クラブ代表に報告した。その後、村井満チェアマンらが会見し、発表した。

村井チェアマンは「コロナの影響で成長のバランスが崩れたが、DAZNとの契約を延長することで、バランスを修正できる」と話した。またDAZNグループのアクティングCEO・ジェームズ・ラシュトン氏は「コロナのパンデミックは特にスポーツビジネスには大きな影響があるが、日本のマーケットは非常に大事と思っている」と語った。

JリーグはDAZNと17年から26年までの10年間、最大2100億1000万円の契約を結んでいたが、このほど契約を結び直した。28年まで契約期間さらに2年を延長し、総額を2239億4600万円とした。Jクラブ代表者からは「年間の金額は減ったが、新型コロナウイルスの影響で苦しい中で、契約期間を2年延長したことは評価できる」との意見が多かったという。

DAZNは、Jリーグの他、欧州チャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、セリエA、スペインリーグなどサッカーコンテンツがメインで、プロ野球一部とBリーグ、NFL、格闘技、ゴルフなど幅広いジャンルのスポーツを中継している。