なでしこリーグ1部の新潟レディースは今日30日の第7節、今季初の連勝をかけて浦和とアウェーの浦和駒場スタジアムで対戦する。前回対戦(7月25日)はホームで2-3で逆転負けした。連敗はできない今回、主に途中出場で流れを作っているMF園田瑞貴(23)が自身の開幕戦・仙台戦(7月19日)以来のゴールを決めて勝ち点3ゲットを狙う。

園田瑞は強気に言った。「90分間出場して得点なしより、短時間の出場で1点奪う方が価値がある」。今季ここまで5試合出場で、途中出場は3試合。仙台戦は0-0の後半21分からFWに入って決勝ゴールを決めた。ただ前回の浦和戦は後半31分からの出場でシュートなしに終わっていた。「相手の交代選手は勢いをつけていた。自分も流れを変えなければならなかった」。今回のアウェー戦はそのリベンジもある。

「まだ1点しか取っていない」と自身の出来には満足していない。もっとも奥山達之監督(44)は「相手が疲れた時間帯で前でためをつくってくれる」と仕事ぶりを高く買う。サイドハーフ、トップ下、FWと攻撃的な位置はどこでもこなす。練習ではどこからでも仕掛けられるように状況を意識したシュート練習を重ねてきた。「いつ出てもいい準備はしている」とチームを今季初の連勝に導く。【斎藤慎一郎】