柏レイソルが緊急事態を乗り越え、ルヴァン杯4強進出をねらう。柏のネルシーニョ監督(70)が31日、9月3日のルヴァン杯準々決勝・セレッソ大阪戦に向けオンラインで取材対応した。

29日の鹿島アントラーズ戦でDF高橋祐が負傷退場し、本職センターバック5人のうち、4人が負傷離脱する事態となった。鹿島戦は、サイドバックが主戦場のDF古賀とDF川口のコンビで戦い、指揮官は2人のプレーを評価した上で「心配な状況が続くが、選手はこの状況をよく理解してトレーニングに励んでくれている。これまでも、これからも替わりに入った選手がよくやってくれている。こういった体制を維持しながら、苦境を乗り越えられれば」と話した。

15日のリーグではC大阪戦はゲームを支配しながらも、相手のカウンターを浴び1-3で敗れている。ネルシーニョ監督は「特に失点の部分では同じ過ちを繰り返さない。我々の持つクオリティーを最大限に発揮しながらゲームの入りからアラートにピッチに立つことが求められる。拮抗したゲームになる」と前回の敗戦を生かして臨む構えだ。負ければ敗退の一発勝負に「セレッソにとってもうちにとってもファイナルまで戦うつもりで臨む試合。今季の非常に重要な一戦の位置づけで臨む」と勝利への強い思いを口にした。