ガンバ大阪の新人MF山本悠樹(22)が、出場6試合目でJ1初先発初ゴールを決め、4試合ぶりの勝利に貢献した。

敵地ベガルタ仙台戦は4-1と、今季最多得点で逆転勝ち。関学大出身の山本は1点を追う前半8分、巧みな切り返しから右足を振り抜いた。「しっかり(右足に)当てることを考えた。期待に応えたかったのでホッとしている」。矢島が練習で足首を捻挫し、急きょ回ってきた先発だった。

宮本監督は「一定以上のものを出すと思っていたが、ゴールまでいけたのはよかった」と評価する。昨年は三苫(川崎F)らとユニバーシアード日本代表で金メダルを獲得。この日も三笘が2得点したことを知り「僕は浮かれてはいられない」と、ライバル心を燃やす。この日3試合ぶりにベンチ入りした40歳の遠藤と同じポジションだが、大先輩を目標に、滋賀県出身の22歳がプロの本格スタートを切った。【横田和幸】