昨季までベガルタ仙台でプレーした鹿島アントラーズDF永戸勝也(25)は、ロングフィードでFW上田綺世(22)の決勝点を演出した。

後半38分に自陣でボールを受けると、「前を向いたら綺世が走りだしていたので、センターバックの裏に落とそうと、強く大きく蹴りました」と、DFの裏に抜けたFW上田へ大きくパス。これを上田が技ありのシュートで仕留めた。

キックオフ前は感情が昂ぶったという永戸だが、「勢いのままいったらやられる」と抑えて臨んだ。初の古巣戦を勝利で終えて「試合前は少し味わったことのない緊張感があったけど、落ち着いて試合に入れたし、やるべきことを全うできたかな」と、興奮が入り交じった様子で話した。