最後まで攻め続けたが、ゴールが遠かった。モンテディオ山形が0-1でアビスパ福岡に敗れ、6戦負けなしからの2連敗を喫した。前半からボールを優位に支配するも、なかなか精度の高いフィニッシュに持ち込めなかった。

0-0で折り返した後半8分、福岡FW遠野に決められ先制を許す。同18分にMF渡辺に代えMF加藤、FW大槻に代えヴィニシウス・アラウージョを投入。アラウージョが積極的に裏をとる動きでチャンスを作った。同32分には加藤がミドルシュートを放ったが、枠を捉えきれない。同34分にはDF山田に代えDF小野田、MF南に代えFW北川が入り、打開策を探したがゴールを割れなかった。

これで3戦連続ノーゴール。直近2試合のレノファ山口FC戦、松本山雅FC戦とも攻め込みながら、フィニッシュの精度を欠いた。守りを固める相手を崩せない状況は続いていた。ボランチのMF本田は「ボールは保持しているけど、点を取れない状況が続いている。ちょっとボールを大事にしすぎている部分もあるのでシンプルさも必要。遠めからのシュートも打っていくとか」と改善点を口にした。同じ勝ち点22の福岡に痛い1敗。今季18試合中8試合が無得点と、フィニッシュのアイデアと精度向上が必須となってきた。【野上伸悟】