北海道コンサドーレ札幌MF駒井善成(28)が古巣との対戦へ闘志を燃やした。

13日のホーム浦和戦へ向け、12日は会場となる札幌ドームで全体練習。16、17年にプレーしていた相手との移籍後初対戦に「古巣ということもあってモチベーションも高く臨める。楽しみにしている」と力を込めた。

期限付き移籍中だった18年は契約上の問題、昨年は2度の右膝手術の影響で対戦がなかった。11試合で先発出場している今季は、チームが最後に勝った7月26日横浜戦でJ1初得点も記録し完全復活。前節C大阪戦は今季初めてベンチ入りメンバーから外れ「良い休みをもらった」。充電十分で「成長した姿を少しでも見せられたら」とJ1デビューしたクラブに挑む。

チームは8戦未勝利、3戦連続無得点とゴールを割れない状況が続いている。クラブのJ1ホーム通算200得点と50勝も足踏みしたまま。駒井は「勝ち星からずっと遠ざかっている。勝利に結び付くような、得点に絡めるようなプレーを心掛けたい」と、気合を入れた。【浅水友輝】

○…ミハイロ・ペトロビッチ監督(62)は17年途中まで5年以上指揮した浦和について「我々が不用意な形でボールをロストすれば、相手が狙うカウンターの危険度は増す」と警戒した。8戦未勝利(●●●△●△●●)と状況は苦しいが、内容には悲観していない。「唯一私が願うことはチャンスに対するゴールの割合を上げて欲しい。チャンスのところで決めきれるかが勝敗を左右する」と4戦ぶりの得点を願った。