ベガルタ仙台は痛すぎる逆転負けで5連敗を喫した。リーグ戦では4年半未勝利の苦手横浜F・マリノスに1-3で黒星。前半10分、FWゲデスが今季3ゴール目を突き刺し、幸先よく先制も、その後、相手の猛攻で試合をひっくり返された。8戦未勝利(2分け6敗)となり、最下位転落は免れたものの、17位と苦しい戦いが続く。

貫いてきた4-3-3の布陣を捨て、2戦続けて3-4-3で臨んだ。前節20日のFC東京戦に先発したGKスウォビィク、DFシマオ・マテがベンチ外。18歳のGK小畑は10試合ぶり出場、出番に恵まれてなかったMFパラを左ウイングバックで起用、古巣戦のMF兵藤が今季初先発するなど、スタメン9人を入れ替える大手術も実らなかった。

先行したのは仙台だった。前半10分、ゴールに背を向けていたゲデスが、高い位置で相手のパスをカット。すぐさま反転し右足を振り抜くと、グラウンダーのシュートは左ポストに当たりながらゴールに吸い込まれた。しかし、同41分と後半25分、同30分に失点。後半はFW長沢、MF道渕、MF関口を投入し、ゴールを目指したが及ばず。

3失点での敗戦にDF平岡は「1-0で前半を終えるというのをチームとしてやらないといけないし、後半に入って逆転されたのも自分たちのミス。ミスは絶対に起こるので、その後の1人1人のリアクションを速くしないといけない」。次戦は27日に8戦未勝利(2分け6敗)のホームでセレッソ大阪と対戦。サポーターの前での敗戦はもう許されない。【山田愛斗】