Jリーグで不祥事が続く。19日にJ2新潟で酒気帯び運転などの疑いがもたれた複数選手のうちFWファビオが、そしてこの日、ベガルタ仙台の知人女性への暴力が報じられたMF道渕(ともに契約解除)が、トラブルを抱えながらプレーしていたことが判明した。臨時実行委員会後、村井チェアマンが取材に応じ、両事案の認識や今後の対応について説明。「(コロナ禍の)つらい社会で少しでも希望になる存在になろうと誓い合い、やってきた。期待を裏切る結果になり、本当に残念」と語った。

「報道されなかったら、なかったことになっていたのか?」との問いに、村井チェアマンは「そうではありません」と答え、特に仙台の件については「報道されている事実とクラブが入手した情報に大きな格差があった。事態の共有報告がリーグとスムーズに連携できなかったことも1つの反省材料」と述べた。

今後は両クラブへヒアリングなどを行い、裁定委員会などでリーグとしての処分を検討していく。