ガンバ大阪の新人FW唐山翔自(18)のJ1初先発は不発に終わった。ホーム・ベガルタ仙台戦は0-4で大敗し、クラブ記録に並ぶ13戦不敗はならなかった。前節のJ1初出場に続き、初先発に抜てきされた唐山は、前半だけで交代するなど結果を残せなかった。2位G大阪は最下位仙台に今季最多4失点で約2カ月ぶりに敗れ、2、3位争いは依然混戦のまま。セレッソ大阪は1-3で清水エスパルスに敗れた。

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G大阪の12戦不敗(10勝2分け)の勢いと、FW宇佐美のけがで巡ってきた千載一遇の好機。J1初先発だった唐山は「ほんまにふがいないの一言。自分の武器、特長である(前線への)抜けだしやゴール前で合わせる動きが、自分の長所になってなかったのかな」と正直な思いをぶつけた。

前節ヴィッセル神戸戦で約10分間のJ1デビューを飾り、中2日で今度は初先発。シュート体勢に入れたのは2度だけで、シュートは1本。24年パリオリンピック(五輪)のエースに期待される。起用した宮本監督は「他の選手との距離があって、いい形で(パスが)出てこなかった」と思いやった。高校3年ながら飛び級で今季からプロ契約を結んだホープは「すべてにおいて成長しないと通用しない」と出直しを誓った。