3連敗中のJ2京都サンガが19日、首位徳島戦(21日、サンガS)を前にオンラインで会見を行った。

現在勝ち点47の10位。J1昇格圏内の2位福岡が68とその差は21点。残り8試合で、仮に次節で勝ち点差が22以上になると、その時点で今季の昇格の可能性が消滅してしまう。DF安藤淳(36)は「厳しい状況。サポーターを含め誰も納得できる状況ではない。勝ち点3を取ることを、まずしなければならないことだと思う」と次節に掛ける決意を述べた。

現在リーグ得点ランキングトップの20点をたたき出している、FWピーター・ウタカ(36)は「自分は古巣(徳島)によく知られているが、チームがポイントを取るためには、自分のゴールが必要になってくる」とエースの足で昇格への望みをつなげる。

あとがない状況に実好礼忠監督(48)は「試合直前までの逆算で、(選手に)どのタイミングで何を伝えるか決めていない。ただ、選手は前向きにやっている。しっかり勝ちにつなげられるようにしたい」と強敵との最大の試練に向かって突き進む。