J1は11月21、22日に第28節7試合が行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績

北海道コンサドーレ札幌 – 清水エスパルス

・札幌対清水の通算17試合では、札幌が6勝1分10敗と負け越している。札幌は今対戦直近4試合で1敗(3勝)。しかし、この唯一の黒星は今季8月の対戦で喫したもの(1-3)。昨季の今対戦では、合計13得点を記録している(ホーム戦:5-2、アウェイ戦:8-0)。

・札幌は直近4試合では負け越しているが、このうち3試合はアウェイ戦(1勝2敗1分)。ホームでは現在昨年8月以来の5試合連続無敗(3勝2分)。

・清水は現在、昨年9月以来の2連勝中を含む4試合連続無敗(2勝2分)。現在2018年12月以来の2試合連続3得点以上で、最後に3試合連続3ゴール以上を記録したのは2010年8月。

・清水は今季アウェイ戦の勝利数がリーグワーストの1勝(4分8敗)。敵地での直近8試合のうち失点した6試合はすべて敗れている(無失点に抑えた2試合では1勝1分)。

・札幌のパスから得点に結びついた直近5ゴールのうち、4点は2本以内のパスから生まれている。今季同クラブの、パスから生まれた各ゴールに要した平均パス数は4.6本。

・清水は今季、試合時間76分から90分間に記録した得点数がリーグ2位タイの19点。直近4ゴールのうち3点も同時間帯に記録されている(すべて勝ち試合での得点)。これ以前に同時間帯にされた16得点のうち、勝ち試合で記録されたのは4ゴールだった。

・ジェイは清水戦通算5試合で6得点。昨年8月のアウェイでの今対戦ではJ1では唯一のハットトリックを決めていて、同選手がもっとも多くのゴールを決めているのも清水戦。

・福森晃斗が札幌に加入以降、今対戦で挙げた白星は鳥栖戦と並び最多(通算6試合:5勝1敗)。同選手がリーグ戦で最後に得点を記録したのも、昨年8月の清水戦。


大分トリニータ – 川崎フロンターレ

・大分対川崎の通算15試合では、大分が3勝4分8敗と負け越している。川崎戦では現在の4連敗を含み、直近10試合でもわずか1勝(3分6敗)。

・大分は直近の試合で5試合ぶりとなる勝利を挙げた(第26節:横浜FC戦、3-2)。しかし、ホームでの直近12試合ではわずか3勝しか挙げていない(4分5敗)。

・川崎は直近の試合で3試合ぶりとなる勝利を挙げた(第30節:横浜FM戦、3-1)。また、アウェイ戦直近18試合でわずか1敗しか喫していない(14勝3分)。

・川崎は九州のクラブとの対戦で現在13試合連続無敗(9勝4分)。また、アウェイでの同対戦では現在5連勝中。

・川崎は試合時間76-90分間での失点が今季リーグ最少(2失点)。対する大分は今季、総得点に占める同時間帯での得点割合がリーグで最も大きい(52%:15/29得点)。

・大分は今季、被ファウル数がリーグ最少(211)。対する川崎は、ファウル数が今季リーグで2番目に少ない(251:大分と並び)。

・現在川崎に所属し、川崎の選手として大分戦に出場したことのある選手は2015年以降の今カードで全勝。今季J1に出場した川崎の選手のうち91%がこれに該当する(20名/22名:山村、山根が非該当)。

・三笘薫は今季、途中出場からの得点数がリーグ最多(8)、アシスト数はリーグ最多タイ(4:水沼宏太と並び)。2015年以降、同一シーズンに同状況から記録した直接得点関与数としてはリーグ最多タイ(12点:2015年の浅野拓磨と並び)。


ベガルタ仙台 – 鹿島アントラーズ

・仙台対鹿島の通算25試合では、仙台が7勝2分16敗と大きく負け越している。仙台は今対戦では現在の4連敗を含み、直近7試合で6敗(1勝)。この間、全試合で失点を喫している(総スコア:4-17、1試合平均:2.4失点)。

・鹿島はアウェイの仙台戦では現在3試合連続で3得点以上を記録(計11点)。それ以前の敵地での今カード初対戦から9試合で挙げた得点数を上回っている(計10点)。

・仙台は現在、8月以来の2試合連続無敗(1勝1分)。今節引き分け以上だと、2019年6月以来の3試合連続無敗となる(当時4連勝)。

・鹿島はアウェイ戦では現在2試合連続3得点以上を挙げての2連勝中。同クラブが敵地で最後に3試合連続3得点以上を記録したのは2014年3月。

・仙台が直近2試合で放った枠内シュートは13本であり、この2試合の枠内シュート率は54.2%(13/24本、ブロックされたシュートを除く)。それ以前の7試合で放った枠内シュートはわずか7本のみだった(枠内シュート率:20%、7/35本)。

・鹿島は今季アウェイで先制点を喫した試合数がリーグワースト(11試合)。しかし、敵地での同状況から挙げた勝利数はリーグ最多(4勝)。一方の仙台は今季ホームで先制点を挙げた試合で唯一勝利を挙げていないクラブ(2分2敗)。

・長沢駿は現在2試合連続ゴール中。この2試合で挙げた4得点の内、3点はヘディングによるもの。同選手は2015年以降、ヘディングによる得点数がリーグ最多(21得点)。

・土居聖真は2015年以降に出場した仙台戦10試合で4得点を記録。同期間に対戦した中では最も得点を挙げている相手。また、出場した敵地での今対戦では現在2試合連続で得点に直接関与中(1ゴール、1アシスト)。


柏レイソル – サガン鳥栖

・柏対鳥栖の通算15試合では、5勝5分5敗の五分。柏は今対戦直近5試合では1敗しかしていないが(2勝2分)、唯一の黒星は今年9月の前回対戦で喫したもの(1-2)。ホームでの今カードでは現在4試合連続未勝利で(2分2敗)、同直近6試合は2連勝、2連敗、2引き分けの順。

・柏にとっては先月31日の清水戦以来(1-1)となる試合。これ以前の直近5試合では1勝(2分2敗)に終わっていて、ホーム戦直近5試合でも、現在の2試合連続ドローむ含め、1勝(1分3敗)。

・鳥栖は現在、今季チーム最長の6試合連続無敗(1勝5分)。クラブ史上同一シーズンで7試合連続無敗を記録したことはない。

・鳥栖は昇格クラブとの対戦では現在の3連勝を含む、4試合連続無敗(3勝1分)。しかし、アウェイでの同クラブとの対戦では、現在10試合連続白星なし(5分5敗)で、最後に同地で勝利したのは2016年7月の福岡戦(3-2)。

・今カードで対戦する両クラブの今季得点者数は、リーグ最少タイの11人(5クラブが並ぶ)。両クラブの今季アシストを記録している選手数も11人で並んでいる。

・鳥栖は今季アウェイ戦で無得点に終わった試合数がリーグワーストタイの6試合で、同地での得点数もリーグ全体で2番目に少ない(14)。しかし、敵地で得点を決めた7試合の1試合平均得点は2点(14ゴール)で、同直近2試合でも合計4得点を記録している。

・クリスティアーノは2015年以降に出場した鳥栖戦8試合で5得点。同期間の対戦別成績としても、自身最多タイの得点数(他3クラブ相手にも5ゴール)。しかし、今カードで最後に得点を挙げたのは2017年2月。

・鳥栖は今季10代で試合に出場した選手数が鹿島と並びリーグ最多タイの21人。現在10代の選手で、今季最長出場時間を記録しているのは松岡大起で、今シーズンの鳥栖の中でもチームトップの2,060に出場している。


セレッソ大阪 – サンフレッチェ広島

・C大阪対広島の通算39試合では、C大阪が16勝5分18敗と負け越している。直近4試合でも1勝しかしていないが、この1勝は今季7月の対戦で記録(2-1、1分2敗)。

・C大阪は現在、今季チームワーストの3試合連続未勝利で(1分2敗)、敗れた2試合ではともに3失点を記録している。しかし、ホーム戦では現在3試合連続無敗(2勝1分)。

・広島は現在、今季チーム最長の5試合連続無敗で、この間の1試合平均失点は0.6(2勝3分、3失点)。アウェイ戦直近5試合でも1敗しかしておらず、同1試合平均失点は0.8(2勝2分、4失点)。

・広島は関西地方での直近5試合では1敗しかしていないが、この唯一の黒星は今年7月のG大阪戦で記録している(0-1、3勝1分)。

・C大阪は今季前半に失点を喫した7試合で1勝(1分5敗)。現在同展開では4試合連続未勝利。一方の広島は、今季前半に得点を奪われた試合では仙台と並びリーグワーストの未勝利(4分6敗)。

・広島は今季先制を許したアウェイ戦5試合では全敗。一方のC大阪は、今季先制したホーム戦では全勝(7試合7勝)。

・高木俊幸は2015年以降の自身が出場した広島戦6試合で3得点。この期間に対戦したクラブの中では最も多くの得点を記録している相手。サンフレッチェ戦でのアシスト数も同期間の対戦別成績としては、長崎戦と並び最多タイの2を記録してるが、現在自身が出場している今カードでは3試合連続得点に関与していない。

・林卓人にとって2015年以降に自身が出場したC大阪戦は、磐田と並び最も勝率が低い相手(20%:5試合1勝1分3敗)。この期間のセレッソ戦を除いた試合での1試合平均失点数は1だが、今カードでは鹿島戦と並び自己ワーストタイの1試合平均2失点数を記録している(10失点/5試合)。


名古屋グランパス – 湘南ベルマーレ

・名古屋対湘南の通算29試合では名古屋が15勝4分10敗と勝ち越している。名古屋は湘南戦直近8試合でわずか1勝だが(3分4敗)、この勝利は今カードの今季前回対戦で挙げたもの(1-0)。今節でも勝利を挙げると、同クラブ相手には2010年以来のシーズンダブルを達成する。

・名古屋はホーム戦で現在、同一シーズン内では1995年9月以降でクラブベストとなる7連勝中(当時9連勝)。また、本拠地では現在4試合連続無失点に抑えている。

・名古屋は今季、対戦時に16位以下のクラブを相手に4戦全勝。対する湘南は、今季対戦時3位以上のクラブを相手に4戦全敗。

・湘南は現在、同一シーズン内では1995年4月以来となる無失点での3連勝を記録。また、1994年9月以来、クラブ史上ベストタイの6試合連続無敗も記録している(4勝2分)。

・名古屋は今季、ヘディングによる失点がリーグ最少(2失点)。対する湘南は、今季総得点に占めるヘディングでの得点がリーグで最も大きい(42%:10/24得点)。

・湘南は今季、空中戦勝率がリーグワースト(43.5%)。対する名古屋は、同勝率が今季リーグワースト2位(44.4%)。

・阿部浩之はJ1の2015年以降で湘南に無敗(5勝2分)。また、同選手は同期間に5試合以上対戦し無敗を維持している相手が、小林悠と並びリーグ最多の6チーム(札幌、仙台、新潟、湘南、甲府、清水)。

・谷晃生は前節神戸戦で、今季クリーンシートを記録した試合では、GKとして1試合でリーグ最多タイとなる7本のセーブを記録。同選手は6戦無敗を記録している間のセーブ数がリーグ最多(28本:セーブ率87.5%)。


浦和レッズ – ガンバ大阪

・浦和対G大阪の通算57試合では、浦和が22勝11分24敗と負け越している。浦和は今対戦戦直近7試合でもわずか2勝(3分2敗)。ホームでの今カードでは現在2連敗中。

・G大阪は前節仙台戦で13試合ぶりの敗戦を喫した(0-4)。同クラブは今節敗れると、2020年9月以来今季2度目の連敗となる。

・浦和は現在、ホームでは今季初の2連勝中(総スコア:9-1)。今節勝利すると、本拠地では2018年9月~10月以来の3連勝となる。

・G大阪はアウェイでは現在6試合連続無敗(5勝1分)。今節引き分け以上だと、同一シーズン内の敵地ではクラブベストタイの7試合連続無敗となる(2007年4月~8月、2009年7月~11月と並び)。

・浦和は今季セットプレーからの失点数がリーグで2番目に少ない(6失点)。総失点に対する同状況からの失点の割合は今季リーグで最も低い(13.3%:6/45失点)。対するG大阪は今季セットプレーからの得点の割合がリーグで2番目に高い(35.9%:14/39得点)。

・G大阪は今季アウェイで先制点を挙げた試合がリーグ最多(11試合)。同状況から獲得した勝ち点も今季リーグで最も多い(27ポイント:8勝3分)。一方の浦和は今季ホームで先制点を許した試合がリーグワースト2位タイ(9試合:2勝1分6敗)。

・杉本健勇は2015年以降に出場したG大阪戦7試合では4得点を記録。同期間に対戦した中では札幌戦(5得点)に次いで得点を挙げている相手。しかし、同選手は出場した今対戦では現在3試合連続で無得点に終わっている。

・宇佐美貴史は出場した浦和戦では現在3試合連続で得点に直接関与中(2ゴール、1アシスト)。今季前回対戦では1アシストを記録(2020年8月)。この試合では昨季以降で自身最多タイの9本のシュートに関与した(シュート7本、ラストパス2本)。