全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(CL)決勝ラウンド最終日が23日、千葉県市原市のゼットエーオリプリスタジアムで行われ、FC TIAMO枚方(大阪)とFC刈谷(愛知)の2チームが来季の日本フットボールリーグ(JFL)への昇格を決めた。

3チームが勝ち点5で並ぶ大混戦となった。第1試合でFC TIAMO枚方と栃木シティFCが0-0で引き分け、ともに1勝2分け。第2試合でFC刈谷は北海道十勝スカイアースに3-0で快勝し、こちらも1勝2分け。

ただし3チームの得失点差は枚方+5、刈谷+3、栃木+1となり、1位が枚方、2位が刈谷となった。上位2チームに与えられるJFL切符を手にした。

2位に滑り込んだFC刈谷は、2009年にJFLで17位となり地域リーグへ降格。全国地域サッカーCLに直近6年連続で挑み続けただけに、12年ぶりのJFL復帰に喜びもひとしおだった。試合終了のホイッスルに、チーム全員が抱き合い、歓声を挙げた。

就任1年目の門田幸二監督は「本当にうれしい。試合内容よりも、チーム一丸で勝つことにこだわった。(コロナ禍で)公式戦が少なく、難しいシーズンでしたが、試合ごとにチームが良くなった」と喜びをかみしめた。