J2で得点ランク首位を独走する、京都サンガF.C.の元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカ(36)が、同じJ2のFC町田ゼルビアに移籍することが13日、分かった。7位の京都から19位の町田へ、異例の移籍となる。

高い技術を誇る16年のJ1得点王だが、来季京都を率いる元湘南ベルマーレの曹貴裁監督は、フィジカルや走力をベースとした激しいスタイルが特徴。新指揮官の目指すサッカーにマッチしなかったとみられる。

一方の町田はポポビッチ監督の続投が決まっている。今季加入したセルビア人FWマソビッチ、ステファンはここまで1点ずつと不発で、チームの総得点は38点と下から3番目。得点力不足の解消が課題だった。21年夏には専用のクラブハウスとトレーニング施設が完成する予定で、悲願のJ1昇格に向けて弾みをつけたいところだ。