V・ファーレン長崎のJ1昇格の可能性が消滅した。

前半24分、MFカイオ・セザール(25)がペナルティーエリア手前から強烈なミドルを放った。左ゴールポストに当たったボールは、方向を変えネットを揺らした。だが、後半に押し込まれ、失点。試合終了まで追加点を奪いにいったが、決めきれず引き分けとなった。

2位アビスパ福岡が勝利し勝ち点差は4。最終節を残し、J1復帰のためには勝利が絶対条件だった。手倉森誠監督(53)は「勝たないと昇格がないなかで、勢いを持続できなかった」と悔しさをにじませた。

ロッカーでは誰も口を開ける選手がおらず、指揮官は「昇格に届くまでの勝ち点を、稼がすことができなかったことを反省している。選手は力を出してくれた。残り1試合がんばろう」と伝えたことを明かした。