J2東京ヴェルディは19日、元日本代表DF近藤直也(37)が今季限りで引退すると発表した。

20日の今季最終戦・水戸ホーリーホック戦で引退セレモニーが行われる。

柏レイソルの下部組織出身の近藤は、03年に同クラブでJ1デビュー。ディフェンスの要としてJ1優勝(11年)、天皇杯優勝(12年)など、数多くのタイトルを獲得した。16年からJ2ジェフユナイテッド千葉でプレー。昨年、東京Vに加入した。

近藤はクラブを通じて「特別能力があるわけでもない自分が19年間もプロサッカー選手を続けてこられたのは支えてくれた周りの方々に恵まれたからです。そんな全ての皆様に心より感謝申し上げます」などとコメント。

さらに過去に所属した柏、千葉にも感謝の言葉を述べた後、東京Vでの日々について「自分自身なかなかチームに貢献できない日々が続き、悩み苦しみました」と吐露。その上で「この伝統と歴史のある東京ヴェルディで永井さんのもとあらためてサッカーというものを学べたことはとても財産になりましたし、このクラブで引退をすることができて本当に幸せに感じています」と振り返った。