来季からJ1ベガルタ仙台に新加入する仙台大(宮城)GK井岡海都(22=市船橋)が22日、柴田町内の同大で入団内定記者会見を行った。

同大からのJリーガー誕生は10年連続で、仙台加入は12年のMF奥埜(現セレッソ大阪)、13年のDF蜂須賀に続く3人目。竹村栄哉強化部長(47)は「GKに求められるビルドアップ(攻撃の組み立て)が両足でできる。(仙台大に)GKコーチがいない中、考えて取り組む姿勢を見て、井岡選手が必要だと思い、オファーしました」と獲得の経緯を説明した。

1対1の勝負強さと精度が高いフィード技術を持ち味にする186センチのGKは、市船橋3年時に全国高校総体優勝を経験。同大では18、20年にデンソーカップの東北選抜に選出された実績を持つ。仙台は過去にGKシュミット・ダニエル(28=現シントトロイデン)らを日本代表に輩出しており、GK育成に定評があるチームで今後の成長に期待は高まる。将来の夢について井岡は「日本でトップのGKになることです」と宣言した。

来季同じく仙台加入が決定しているDF真瀬拓海(22=阪南大)は市船橋の同期。「真瀬選手と一緒に入団することで、切磋琢磨(せっさたくま)して頑張ります」と意気込んだ。【相沢孔志】