プロ内定者4人を擁する昌平(埼玉)は、山梨学院の守備を崩せず、前回大会と同じベスト8で姿を消した。

前半7分にセットプレーから失点。後半は攻め続けたが、シュートはことごとく山梨学院の守備陣に阻まれた。

藤島崇之監督(40)は「前半はセカンドボールを拾えず、自分たちの良さが出せなかった。後半は切り替えて強気に攻撃できたが、1点が遠かった。選手はよくやってくれた」と、攻めきった選手をねぎらった。

鹿島アントラーズ内定の主将MF須藤直輝(3年)は、相手に封じられて持ち味を発揮できなかった。それでも「一流の選手はそこで抜いたり、ゴールを決められる。実力不足だし、現実を受け止めてもっとうまくならないといけない」。相手が厳しくマークしてくることを分かった上で、はがし切れなかったことを悔やんだ。

選手権を終えたら、すぐにプロ生活が始まる。「昌平でやってきた3年間はたくさんの出会いがあり、たくさんの刺激をもらった。監督と出会って、おもしろいサッカーをする選手もそろっていて、自分のサッカーの幅が広がり、よりサッカーが大好きになった。この経験は鹿島でも生きると思う」と前向きな言葉をつなぎ、「最高のメンバーでサッカーができて楽しかった。もっともっとみんなとやりたかった悔いはあるけど、楽しかった」と、高校サッカー生活を締めくくった。

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