セレッソ大阪が、獲得交渉していた元日本代表FW大久保嘉人(38=J2東京V)と入団の合意に達し、近日中に正式発表することが5日、分かった。国見卒業後の01年にC大阪入りした大久保にとって、06年以来15年ぶりの古巣復帰となる。

ブラジル人のレビークルピ監督が8年ぶりに復帰する21年、C大阪は若手育成を掲げる一方、クラブのスターである大久保を戦力と評価し、昨年末から復帰を呼びかけてきた。J1歴代最多185得点を誇り、13年から3年連続得点王獲得などの経験を、MF西川ら若手に伝授してほしい思いもあった。

レビークルピ監督はC大阪で大久保と同じ時期に在籍経験はないが、FWには大久保のような創造力豊かなプレーを求めており、得点力強化を目指すC大阪のカンフル剤になる可能性は十分ある。