互いの意地とプライドをかけた「東京クラシック」はドローに終わった。

町田は、前半18分にFW中島裕希(36)がゴール正面で左からのパスを受け、体を回転させながら右足で先制ゴール。さらに同44分にはDF奥山政幸(27)が右足ミドルを決めた。

だが後半は東京ヴェルディに主導権を握られる時間が増えて2失点。結局引き分けに終わった。

町田のランコ・ポポビッチ監督(53)は試合後、主審の判定に疑問を投げかけた。2点リードの後半16分、相手FW山下を倒したとしてPKを献上した。山下は味方のパスに合わせてペナルティーエリアに進入して倒された。そのまま走っていればパスが通っていたかは微妙なタイミングで、山下が倒れたのとほぼ同時にボールは町田の選手に回収されていた。

ポポビッチ監督は「うちの選手がボールをすでにコントロールしていた状況の中でPKを吹く必要があったのかどうか。そこに関してはみなさん(報道陣)に見てもらって判断してもらいたい。今日に関してはジャッジが公平だとは思ってませんし、フィフティーフィフティーではなかったというのが正直な印象です」と悔しそうに話した。