北海道コンサドーレ札幌は26日、ルヴァン杯第2節アウェー鳥栖戦(27日、駅スタ)に向け、札幌・宮の沢で前日練習を行った。MF高嶺朋樹(23)が第1節福岡戦(3○2)に続く先発が予想される。2連勝をかけ「自分たちに必要なのは勝利」と見据えている。

高嶺にとってはリーグ戦での先発を引き寄せるチャンスだ。今週は代表ウイークでリーグ戦がないため、カップ戦に主力が投入される見込み。U-24日本代表で不在のDF田中の1枠分、高嶺が起用される可能性が高い。前日練習で入ったボランチまたは田中の定位置3バック右でのプレーが想定され「出たポジションで自分の100%を出すだけ」と出番を待つ。

今季リーグ戦の先発はまだ1試合。現在、さらなる飛躍のために得点やアシストに絡むプレーを意識しており「選択肢に迷いがある。それをコンディションが上がっていないと見られている」と分析する。安全なパスの選択ではなく、より効果的な前線へのパスを選ぼうとして、試行錯誤中だ。その先に成長があると信じている。

チームはリーグ戦4試合未勝利(1分け3敗)。相手はリーグ戦で開幕から6試合無失点継続中の堅守だが、「チャンスメーク、守備の強度で自分が貢献していきたい」。3月最後の公式戦を勝利で飾り、4月からの巻き返しにつなげていく。【保坂果那】