湘南ベルマーレは横浜F・マリノスと1-1で引き分け、敵地で貴重な勝ち点1を手にした。

後半20分に失点を許すも、後半30分にMF山田がDF古林の右からのクロスを頭で合わせ同点。終盤は相手に押し込まれる時間が続いたが、最後まで集中力を切らさずに勝ち点1をもぎ取った。浮嶋敏監督は「前半はしっかり失点をせずに。後半は相手の素晴らしいシュートが入ったが、自分たちも崩さないでやった結果追いつけた。試合全体で言うと悪くない勝ち点1」と手ごたえを口にした。

これで湘南は公式戦3戦不敗。3月21日にはセレッソ大阪に0-0で引き分け、今節も上位の横浜に食らいついた。直近3試合で失点は1。浮嶋監督は「最終ラインだけでなく、FWから中盤の3人、ウイングバックが戦術の中で機能している。攻撃の時のいい距離のサポートが、守備に変わったときにもつながっている。攻守共にバランスが取れている」と失点が減っている要因を分析した。

攻撃面で言えば3試合で得点は2点。指揮官は「あともう1点、2点とれるようになっていきたいなと。2点取らないとなかなか勝ち点3が来ないゲームが多いので」。FWウエリントンらブラジル人の新助っ人も、ビザが発給され次第、来日する見込み。これから前線に厚みが出れば、さらにアグレッシブな攻撃が期待できそうだ。