J1清水エスパルスが、今季ホーム初勝利を狙う。6日は静岡市内で最終調整。7日の浦和レッズ戦(アイスタ、午後7時)に備えた。オンライン取材に、ロティーナ監督(63)とU-24日本代表MF原輝綺(てるき、22)が応じた。

4日の前節・徳島ヴォルティス戦は、0-3で完敗。終始ペースを握られ、狙った試合展開に持ち込めなかった。浦和戦に向けて「多くの部分で修正に取り組んできた」とロティーナ監督。体力の回復と並行して、攻守で主導権を握るスタイルを再確認してきた。

徳島戦に途中出場した原は「全員が攻守で気の利いた動きをする必要がある。サポートの距離など、味方を助けるプレーをさらに増やしていきたい」と意欲を示した。

リーグ浦和戦は、最近13試合連続で勝ちなし(4分け9敗)。8年ぶりの勝利へ、原は「前線に強力な選手がそろい、ショートカウンターも速い。不用意にボールを失わないこと」と警戒を強める。下馬評を覆して、不名誉な記録をストップさせる。

中2日での一戦に向け、指揮官はメンバーの入れ替えを示唆した。「多くの選手が試合に関わることになるだろう」。対する浦和は中3日。体力面では相手に分があるものの、総力を挙げて勝ち点3だけを目指す。【古地真隆】