J2アルビレックス新潟のMF本間至恩(20)が強気のドリブルでゴールをこじ開ける!

10日クラブハウスのある聖籠町で、11日のアウェー・モンテディオ山形戦に向けて最終調整を行った。チームは前節4日・相模原戦(2△2)で引き分けた。開幕6連勝こそ逃したが、無敗で首位を走っている。今季も左サイドから多くのチャンスを作り出す背番号10は好調をキープ。2戦ぶりの得点と、勝利貢献へ向けて闘志を見せた。

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本間が左サイドをぶち抜き、チームを2戦ぶりの勝利に導く。10日の前日調整。冒頭のランニング時でも、ボールを離さないリーグ屈指のドリブラーは「前節(4日)から1週間、いい準備が出来た」と笑顔で好調をアピールする。ボール回しや、10対10のポジショナルゲームでも軽快な動きを披露。「ペナルティーエリア内に入っていく回数を増やし、得点、アシストで勝利に貢献したい」。開幕5戦で2得点を挙げる背番号10は、山形戦で3月27日の東京V戦(7○0)以来2戦ぶりの得点を狙いにいく。

チームは前節・相模原戦で開幕からの連勝が5でストップ。試合後、敵将の三浦文丈監督が「本間のカットインを注意した」と明かしたように中央に切り込むプレーを封じられ、シュート数は0に終わっていた。「少し弱気になってしまった部分があった」と振り返る。「やはり求められるのはドリブル。失敗しても取り返せばいい。どんどん仕掛けたい」と改めて自身の武器を再確認した。各チームが本間のドリブルを警戒することが予想されるが「気持ちで上回りたい」と語尾を強めた。

山形には昨季1勝1分け(1△1、2○1)。今季ここまで1勝3分け2敗で17位と波に乗れていない相手だが、FWアラウージョの決定力には注意が必要。「どのような展開になるか分からないが攻撃に強弱をつけ、積極的にゴールを狙いたい。サポーターに勝利を届けたい」と本間は決意を示した。【小林忠】