鹿島アントラーズの19歳FW染野唯月が、ルヴァン杯・鳥栖戦でチームを1次リーグ突破へ導く決意を語った。

FWエヴェラウドが離脱中で、FW上田綺世(22)は24日のヴィッセル神戸戦で右手を負傷し、この日の全体練習ではグラウンドに姿を見せなかった。染野がFWの大役を担うのは必至で「自分がチームを勝たせられるFWにならないといけない。個人で結果を残すのも大事ですが、まずはチームが勝つことを大事にして、そこにフォーカスして試合に取り組められれば」と責任感を口にした。

染野は20日のルヴァン杯・コンサドーレ札幌戦で今季初先発。同期のMF松村が獲得したPKを蹴ったが、ネットを揺らすことができず得点はならなかった。その場面について振り返り「(同期の)松村、荒木が決めて。自分も決めないといけない責任があった。ちょっと気負いすぎちゃったのかなと。そこで決められるのがFW。まだまだ足りなかった」と猛省する。

鳥栖戦に勝てば、プレーオフステージ進出が見えてくる。大きな1戦を前に、染野は「突破するのは大事なんですけど。まずは、鳥栖戦でしっかり勝つところをみんな全員が意識して。まずは鳥栖戦を勝利で終われるように、チーム全体としていい準備ができればいいかなと」。相馬直樹監督が就任し、攻守でやるべきことがシンプルに整備された。ルヴァン杯・札幌戦はフレッシュなメンバーで臨み快勝し、「だれが出ても鹿島」を印象づける戦いぶりだった。次の鳥栖戦では、19歳の若きFWがチームを勝利に導く。