セレッソ大阪のDF瀬古歩夢(20)が9試合ぶりに先発復帰した。アウェー鹿島アントラーズ戦は0-1の敗戦。

「失点しないことが第一」と決意していたセンターバックはほぼノーミスで、後半途中からはボランチに入った。だが「みんなが共通認識しないとゴールまで遠い」と無得点を悔しがった。

4月以降、チアゴら新ブラジル人DFが加わり、定位置から瀬古が追い出された。本人の状態が悪かった理由もあるが、瀬古が先発かベンチを外れた同6日横浜戦からの9試合は、チームは1勝3分け5敗と急降下。前節に途中出場で復帰した瀬古は、この日はチアゴの故障で先発が訪れ、アピールも忘れなかった。

本来は東京五輪代表の候補だが、今月下旬開始の合宿メンバーから落選。「実力がないということ。しっかり受け止めてチームで頑張りたい」。6月7日は21歳の誕生日。C大阪を救う縦パスを連発させ、自身も完全復活したい。