J2大宮アルディージャの次期監督候補に関塚隆氏(60)が浮上していることが26日、分かった。

J3降格圏の20位に低迷する大宮は25日、岩瀬健監督と強化トップの西脇徹也フットボール本部長を解任。新監督決定まで、クラブのトータルアドバイザーを務める佐々木則夫氏が暫定監督を務めることが発表されている。同時に強化部には、早大で関塚氏から指導を受けていた秋元利幸氏が強化部長代理に就任しており、既に水面下で関塚氏の招聘(しょうへい)に動いている模様だ。

関塚氏は91年に早大の監督として指導者生活をスタート。鹿島アントラーズ、川崎フロンターレの監督を歴任し、12年にはロンドン五輪でU-23日本代表を率いて日本を4位に導いた。その後、ジュビロ磐田、ジェフユナイテッド市原・千葉の監督を経て18年、日本サッカー協会(JFA)に入り、JFA技術委員長などを務めていた。

大宮は17年にJ1で最下位となり18年からJ2で戦っている。J1昇格を掲げながらもJ3降格危機に陥っている。危機的状況を打開すべく、国際舞台やJ1、J2で指導経験が豊富な関塚氏に白羽の矢を立てたようだ。大宮の再建は、佐々木暫定監督から関塚氏へと託されることになる。