Jリーグは15日、ウズベキスタンで開催されたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場していた川崎フロンターレとガンバ大阪の選手とスタッフが、新型コロナウイルス陽性診断を受けたと発表した。

当該者はG大阪の選手2人とスタッフ2人、川崎Fのスタッフ2人の計6人。両クラブの他の選手とスタッフは全員陰性だった。

6月からウズベキスタンに滞在していた川崎FとG大阪は、7月9日の出国前PCR検査で、全員が陰性の結果を得ていた。

一行は11日、同じチャーター便で日本へ出発。12日に帰国し、空港で検査を受けたが、ここでも全員の陰性を確認していた。

13日には、入国後の抗原定性検査を受けて、全員の陰性を確認。しかし14日、G大阪のスタッフ1人が陽性診断を受けた。

この結果を受け、G大阪はクラブ関係者にPCR検査を行ったところ、選手2人、スタッフ1人の陽性が判明した。

川崎Fでも、G大阪で感染者が出たことを受けてクラブ関係者にPCR検査を行った結果、スタッフ2人の陽性が判明した。保健所の判断で、濃厚接触者はいない。

両クラブは17日にリーグ戦(清水対川崎F、福岡対G大阪)を予定しているが、当該陽性者を除いて開催される。

川崎Fでは、東京五輪日本代表のMF三笘とDF旗手がACLに参加していた。2人は12日に代表チームに合流しているが、クラブスタッフの感染判明を受けて、食事や移動、ロッカールームを他の選手と別にしたという。またチーム合流後も毎日検査を受けており、15日時点で全て陰性という結果を得ている。17日の国際親善試合スペイン戦(ノエスタ)への出場にも問題はない見通しだ。