横浜F・マリノスは28日の鹿島アントラーズ戦(日産ス)で、今夏の1つのヤマ場を迎える。

5月15日の対戦では3-5と大敗しており、横浜にとって鹿島は、リーグ戦で最後に敗れた相手。しかしその後は13試合負けなしで、首位川崎フロンターレに勝ち点1差まで迫っている。

横浜が今季リーグ戦で敗れたのは、開幕戦で対戦した川崎Fと、鹿島の2チームだけ。27日の練習後、オンライン取材に応じたGK高丘陽平(25)は「あの試合の悔しさは、1日たりとも忘れたことはない。あの思いがあったからこそ、負けなしを続けられている要因でもあると思う。いつも通り邪念を忘れて、もう1回フレッシュな気持ちで明日を迎えたい」と話した。

リーグ戦での対戦成績で、横浜は鹿島に4連敗中。その4戦全てで、東京五輪日本代表FW上田綺世(22)に得点を許している。

DF松原健(28)は「鹿島も自分たちと同じように、自分たちのサッカーをしてくるチーム。そこに対して球際で負けないとか、走り負けないことが大事になる。勝ちたい気持ちが強い方が勝てると思う」と話し、直近の対戦での嫌なイメージを拭った。【杉山理紗】