セレッソ大阪小菊昭雄監督(46)が4日、オンライン取材に応じ、10年ぶりに復帰した元日本代表MF乾貴士(33)が、5日のルヴァン杯準々決勝第2戦ガンバ大阪戦(パナスタ)に出場する方向であることを認めた。第1戦はホームで0-1と惜敗しており、逆転での準決勝進出を目指す。

乾のJリーグの公式戦出場は、1得点を記録した11年7月31日のJ1リーグ鹿島アントラーズ戦(長居)以来になる。乾は6月でスペイン1部(現2部)エイバルを退団し、実戦は遠ざかっている。

小菊監督は「貴士は試合ができる状況にある。ただ、試合から少し離れている現状があるので、それを含めてこれからしっかりと考えていきたい」と説明。先発か途中出場かに関しては明言を避けたものの、第2戦は得点を狙う必要があり、出場は確実だ。主将MF清武が右足首の負傷で離脱しており、チームの救世主になりそうだ。

背番号23の元日本代表について、指揮官は「技術、シュート力、突破力は本当に日本でもトップクラス。C大阪に入ってくれたのは大きい。彼のサッカーへの取り組み、情熱は仲間に大きな影響を与えてくれている」と信頼を寄せた。C大阪は今大会、17年以来の優勝を目指している。