セレッソ大阪のFW松田力(りき、30)が試合後、自身のツイッターに複雑な思いを投稿した。

この日の札幌戦は1-0とリードした後半6分、途中出場していた松田力が、CKから鮮やかなヘディングシュートで追加点。これが今季加入したC大阪ではJ1初ゴールという記念すべき1発だった。

しかし、試合後にDAZNの映像を見直すと、松田力にはショックなことが…。

「DAZNさんも見分けがつかんぐらい似てきたかー(笑い)」

「今回はしっかり力のほうが決めさせてもらいました~(笑い)」

この文章とともに、ツイッターにはDAZNの映像も掲載。その2-0のスコア表示の横の得点者が「松田陸」となっていたのだ。

松田陸は双子の兄。C大阪の不動の右サイドバックで、この試合も先発。後半開始から投入された松田力の得点時も兄弟同時にピッチにいて、2人は並んで喜び合っていた。

顔は双子だけあって、そっくり。確実に見分ける方法は、背番号は陸が「2」で、力が「22」。

ただ、現在は陸が派手な髪色をしており、力は黒色に近い。背番号に頼らなくても分かりやすい状況にはなっており、実況アナウンサーも得点時は「松田力」と紹介していた。

松田力は今季、J2ヴァンフォーレ甲府から新加入し、5日のルヴァン杯ガンバ大阪戦で公式戦初ゴールを決め、この日も続けてゴール。ただ、J1では名古屋グランパスに在籍した16年3月12日の川崎フロンターレ戦以来、約5年半ぶりで喜びも格別だった。

ちなみに、松田陸は8月28日のJ1リーグ、ガンバ大阪戦で今季初ゴールを決めたばかり。兄弟そろっての大活躍は“セレッソに松田ツインズあり”を十分にアピールしている。【横田和幸】