鹿島アントラーズが、途中出場の東京五輪代表FW上田綺世(23)の2発でC大阪に逆転勝ちした。

昨季10得点の上田は今季11得点目。自己最多を更新し、2年連続の2桁得点。後半21分にMF和泉のクロスに頭で合わせ、後半37分には、ペナルティーエリア内で同じ東京五輪代表のC大阪DF瀬古に倒されPKを獲得。冷静に決め逆転した。

今季11得点という結果に、「(現在6位で)チームが理想的な順位にいないですし、僕が望んでいた状況でもない」と喜びはなかった。出場22試合で11得点だが、先発が13試合しかないことを挙げ「チームが勝つために必要な点を取ることを考えると、出場機会は自分が作り出さなくてはいけない」。28日には日本代表が発表される。目標とするかどうかも、「あくまでも鹿島の所属。鹿島の結果を最優先に考えている」と口にした。