J2・2位の京都サンガは、首位ジュビロ磐田との首位攻防戦を落とし、首位との勝ち点差を5へと広げられた。

だが、オランダ人DFヨルディ・バイス(32)は「チームのパフォーマンスは誇れた」と胸を張った。前半は磐田ペースだったが、粘りの守備でゴールを阻んだ。後半からは、徐々に敵陣でボールを持つ時間が増え、得点機が増えていた。

しかし、後半32分だった。左サイドから中に入ったボールを、バイスが懸命にクリアしたが、相手選手の体に当たり、磐田MF山田大記に押し込まれた。バイスはゴールの瞬間、手を膝について肩を落とした。「あの失点シーンは自分の責任と感じている。自分がプレーできていれば状況が変わったかもしれない」。

それでもポジティブに捉えるところはあった。試合内容には「最後、攻撃のシャープさは少し欠けていたが、ゲーム全体はコントロールできた。チームのパフォーマンスは本当に誇れると思います」と振り返った。

14日には、本拠地でブラウブリッツ秋田との対戦を控え、条件次第でJ1昇格決定の可能性もある。「今日はジュビロさんにノックアウトされましたけど、そこからもう1度立ち上がって、しっかり乗り切れるように準備していきたい」。残り4試合-。チーム一丸となって次戦は勝ち点3を取りにいく。