3位いわてグルージャ盛岡が首位ロアッソ熊本に0-0。7月の第15節に続き、勝ち点1を分け合った。

前半8分、FW和田昌士(24)が右サイドを駆け上がりペナルティーエリアに進入。和田のパスにMF脇本晃成(27)が左足で合わせたが惜しくも枠外。前半40分にも和田がチャンスメーク。ペナルティーエリアでボールをキープ。クロスにFW色摩(しかま)雄貴(24)が頭で合わせたが、これもゴールマウスを外れた。最後までリーグ最少17失点の堅守・熊本のゴールを割ることができず試合終了。

秋田豊監督(51)は「最低限の結果だが、サイドを崩してクロスから決定機をつくることができるようになってきた。非常にポジティブに考えるべきゲーム」と、プラスに捉えた。守備面ではDF牟田雄祐(31)を中心に相手シュートをわずか3本に抑えるなど、攻守ともに収穫があった。

同日、リーグ2位宮崎が讃岐を下したため、昇格圏の2位との勝ち点差は「4」に開いた。次戦は14日、7位YS横浜とアウェーで対戦する。チームは9月19日に宮崎に負けて以来、リーグ戦6試合で3勝3分けと負けなし。攻守ともに好調のグルージャがJ2昇格を懸けた残り4戦で死力を尽くす。【濱本神威】