鹿島アントラーズの相馬直樹監督(50)が26日、27日のホーム最終戦・サガン鳥栖戦に向けオンライン取材に応じ、4位確保へ決意を口にした。昨年のホーム最終戦はセレッソ大阪に引き分けアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場を逃しGK沖らが涙を流した。直近5年間、ホーム最終戦は2敗3分けと勝ち星から遠ざかっている。相馬監督は「ハードワークの鳥栖相手で、まずは戦うところでしっかり上回っていかないといけない。そこも含めて立ち上がり大事」とポイントを挙げ「勝つことによって(ACL出場の)可能性は残すことができる。ホーム最終戦も含めて勝ち点3は必要なゲーム」と話した。

前節で大分トリニータと引き分け、4位以下が確定した。目標の3位以内が絶たれ、チームのメンタル的な落ち込みも大きかったが、相馬監督は「まず私が切り替えなければいけないのは常々思っている。空回りにならないよう、勝ちに向けたメッセージを出せるようにと。自分自身が一番最初にしないといけないと常々思ってやっている」と気持ちの切り替えはできていると自負している。主将のMF三竿が累積警告で出場停止だが、指揮官は「(鳥栖は)チーム預かって最初に負けた相手。出来る準備はしてきた。ホームで勝って、結果として喜んで一緒に笑って終われるようにしたい」とホーム最終戦でのリベンジを誓っていた。