今季限りで現役を引退するセレッソ大阪の元日本代表FW大久保嘉人(39)が、今季ホーム最終戦となったこの日の名古屋戦で、9月26日の鹿島アントラーズ戦以来、6試合ぶりの先発メンバーに選ばれた。

今季ここまで27試合6得点。9月8日の北海道コンサドーレ札幌戦以来のゴールを目指す。

小菊昭雄監督(46)は前日の取材対応で「ホーム最終戦だから、引退だからは(大久保の起用法に)一切関係なく、とにかく勝って送り出したい。そのためのメンバー選考になる」と明言。最近のコンディションのよさが先発抜てきにつながった。

森島寛晃社長(49)は試合前、22日の大久保の引退会見での反響の大きさについて「改めて嘉人の存在の大きさが分かった。今日、勝って天皇杯に勢いをもたらせたい」と話した。

大久保はここまでJ1通算475試合191得点。歴代最多得点記録保持者が、どこまで数字を伸ばせるかも注目される。

C大阪のJ1最終節は12月4日の敵地、清水エスパルス戦。その後、準決勝に進んだ天皇杯が最後の大会になる。