高校サッカーに「聖地・国立」が帰ってきた-。第100回の記念大会が、オリンピック・パラリンピックのメイン会場となった国立競技場で開幕し、関東第一(東京B)が中津東(大分)を6-0で下した。国立開催は、2013年(平25)度の第92回大会以来8年ぶりだった。

<国立と高校サッカー>

◆聖地 選手権では第55回の76年度から首都圏開催となり、国立が使用されるようになった。77年度に準々決勝1試合が例外的に国立で開催されるなどはあったが、国立でプレーできたのは準決勝、決勝に出る4校だけ。99~13年度は開会式直後の開幕戦も国立で行われ、改修前「最後の国立」は13年度で富山第一が星稜を下して優勝。

◆あこがれ 84年1月8日、帝京と清水東の決勝は約6万2000人が来場。清水東の大榎克己、長谷川健太、堀池巧の「清水3羽からす」は大人気で、国立に入りきれないファンも多く、満員となった国立は高校生の憧れの地となった。

◆雪の国立 雪中の国立で行われた97年度の東福岡と帝京の決勝は名勝負として語り継がれる。東福岡の本山雅志、帝京の中田浩二はその後、J1鹿島で活躍。01~03年度に通算最多17得点を挙げた平山相太(国見)は「自分もあそこでプレーしたい」と憧れた。

◆国立から世界へ 日本がワールドカップに初出場した、98年フランス大会メンバーの城彰二(鹿児島実)川口能活(清水商)らも選手権で活躍。08年度に1大会最多10得点を決めた大迫勇也(鹿児島城西)はその後、世界へ羽ばたき、現在も日本代表の主力FWとして活躍する。