2年ぶりの優勝を目指した静岡学園はPK戦の末に敗れた。

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前半から関東第一の粘り強い守備に苦戦。得意のサイド攻撃から主導権を握るも、クロスが合わず、無得点で前半を折り返した。

後半も試合を優位に進めると、サイド攻撃でゴールをこじ開けた。同20分、左クロスをFW持山匡佑(3年)が頭で落とし、中央に走り込んだMF小泉龍之介(3年)が右足で押し込んだ。途中出場の持山がゴールを演出。切り札を投入した川口修監督(48)の采配が的中した。

だが、同40分にカウンターから失点。勝利も見え始めていた最終盤に同点とされ、PK戦に突入。PK戦では先攻の静岡学園が2人キックを失敗。

来季磐田入りが内定しているMF古川陽介(3年)ら、Jクラブ内定4人を擁するタレント軍団は準々決勝で姿を消した。

◆静岡学園の全国選手権でのPK戦 この日も含めて、全国選手権では計9度PK戦を戦い、3勝6敗。勝率3割3分3厘で、苦手にしている。鹿児島実との両校優勝となった1995年度大会では、3回戦と準々決勝でPK戦を勝ち抜いた。しかし、翌96年度大会準決勝では、桐光学園(神奈川)にPK戦で敗退。元日本代表の川崎F・MF大島僚太(28)が3年時に出場した2010年度大会も、3回戦で日章学園(宮崎)と対し、PK戦で敗れた。

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